2013年1月21日月曜日

小金井市議会の今(2)~UST中継

2011年12月に小金井議会として公式のUST中継が始まり昨年12月でこの試行版のUST中継は1年を迎えました。今後正式な中継とするのか、どうするのかを問うアンケートが市議会議員、市民に対しておこなわれました。その結果をもって議会運営委員会にて今後について話し合うそうですが、私が出したアンケートの内容をここに記載しておきます。


議会事務局ご担当様
前原町4丁目在住の伊藤と申します。アンケートに以下回答させていただきます。
1.インターネット配信について、あなたはどう思われますか?
イ. よかった
2.今後、継続して配信した方がよいと思いますか?
ア.はい
3.
小金井市議会Ustream中継について。
小金井市議会は昨2011年12月議会より公式のユーストリーム中継の試行を続けられてきました。中継に関しては都内ではなんらかの議会中継を行っている市区町村が半数近く占めるなか、若干遅れていた感もあった小金井市ですが、本会議のみではなく委員会も網羅していると言う点でより透明性のある議会として一歩先に進んだものとして評価されるべきものと思います。
この中継の意義は、市政の意志決定機関としての議会の透明性を担保して、市民に審議結果の納得感をもたらし、重要課題を含む市政の各種課題を先に進めるためにはなくてはならないものの一つとして認識しています。
ですので今回アンケートをとられていますが、市民への浸透が不足していて、視聴率があがらないからやめるといった類のものではないのではない事をまず初めに確認しておきたいと思います。
その上でいくつかの問題の指摘と改善の提案をしたいと思います。
この中継は元は傍聴席からの市民による中継を市議会が公式なものとして引き継ぐ形で始まったものです。当初の市民による中継ではマイク音声のカットなどありませんでしたし、傍聴席のどよめきや、議員席の公式な発言以外の野次、心ない不規則発言などもマイクが拾っていました。なので、傍聴席で聞く事の出来るすべてが中継によって流れ、ネット上に記録されていました。この当時は休憩中の傍聴席音声まで拾ってしまうと言う問題が指摘されてはいましたが、現在の公式中継とは比べられないほどの透明性が確保されていたと言えます。
現状はどうでしょうか。公式中継になってから、議場の発言用マイクからの音声だけになり、傍聴席にいれば感じられるライブ感は失われました。これはある程度は仕方のない事かもしれませんが、非常に問題だと思われるのは例えば議会基本条例を扱っている議会運営委員会での出来事ですが、しばしばマイクを切って話し合いを行ってしまい、本来傍聴席にいれば分かる事まで、ネットからの視聴では分からない状況にしてしまっている事です。また、議会基本条例においては全会一致が条件で、全議員協議会が非常に重要であるにもかかわらず、その場ではなく議事録の残らない、中継も行われない全議員懇談会という場で話し合いが行われるようなところです。これでは、ユーストリーム中継を以前視聴していた人々も段々と離れていく結果となったとしても致し方ないと思われます。文章の議事録文化が長かったのでこうした事を行っても、問題を感じなくなっている
と推測しますが、それでは傍聴席に人がいなければ、議事録に残らないようにすれば何をやってもかまわないのだ、と思われていると言うことではないでしょうか。情報の公開は都合のよいところだけの切り貼りをしてはならないのです。これは中継を行うもののリテラシーだと思います。議会基本条例を策定中ですらこのような秘密主義、不透明感を市民に与えてしまっては全くなんの為の条例策定なのか分かりません。
修正すべき点は、ともかく、傍聴席にいれば分かることは全て流す、と言うことなるかと思います。ユーストリーム中継は、遠隔地でも視聴できる、録画は中継後すぐに視聴できる、のがメリットとなっています。このメリットを生かし、市民の誰かがライブまたは録画の中継をみて、ツイッター等で文字おこししして情報のシェアを行うことが出来ます。視聴者数が少ないからと言って効果は判断できないのです。もちろん誰も視聴者がいないからやめると言うのも情報公開の趣旨からすると本末転倒になります。
そしてここからはユーストリーム中継のさらなる活用についてですが、市役所のロビーに大型ディスプレイを配置して議会開催中は全ての中継をそこで流したらどうかと思います。これは実は議会基本条例を最初に策定した栗山町が実施した事ですが、議会では何を話し合って何を決めているのかを、自宅でPCをつかわない市民の方々にも見てもらうことが出来ます。より多くの人に市政の問題を自分たちの問題として共有してもらい、そして議決内容に納得してもらう為には非常に有効な方法だと思われます。
4.あなたのお住まいはどちらですか?
ア.市内
是非長く続けてよいものにしていってください。よろしくお願いいたします。
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伊藤 渉(ITOH-Wataru)

小金井市議会のいま(1)~議会基本条例制定の延期

またしてもかなり間が開いてしまいました。 転職して1年半が過ぎ、途中もう辞めようかと思った時も何度かありましたがようやく慣れてきた感じです。さてブログ休載していた期間中にも様々な事がありました。

まず、2013年3月までの市議会議員さんの今期の任期中に制定を目指していた議会基本条例は目標の日程を断念。来期に持ち越すことになりました。これは昨年(2012年)秋になって議会運営委員会から正式に断念の発表がありましたが、非常に残念で憤りを感じます。市民も巻き込んで意見交換や講演会、また、試行版の議会報告会もおこなって期待を集めていたのに、結局のところ各会派の思惑がまとまらずこうした結果になったとのこと。保守系政党がちゃぶ台を返したとも聞いています。

議会基本条例制定の延期について(小金井市議会のHP)

いろいろ議会改革の関係の講演会やイベントに参加して講演を聞いたり、他市の議員さんや市民の方と話をして感じるのは、全般的に全国の議会改革を推進しているのは非保守系の議員が圧倒的に多いと言うこと。これは保守系議員さんらには長年の古いお任せ政治の体質が多く残っているからだと私自身は解釈しています。小金井市の場合、意見かしましい市民運動を快く思わない、『任せていればよろしくやりますから』と言うスタイルが現市長にも残っている。しかし、ごみ処理場、市庁舎建設(=リース庁舎の解消)等の小金井市内の大きな問題は長年解決出来ておらず、市民の閉塞感が広がっている。こうした閉塞感が前々回の市長選で(後にゴミ問題で前市長を追い落として再選を果たしたにせよ)一時的に選挙に負けるという結果を招いたのではないか、再選したにせよ大きなパーセンテージの支持を得ていないことにつながっているのではないか、と思っています。

市民運動が市政を進めることを止めていると言う考え方もあるようですが、例えばごみ処理場で付近住民に不満や不安がある場合に、ブルドーザーの様に住民の声を潰していく、あるいは完全に意見は聞かずに進めてしまうのがいいのかと言うとそれは違うでしょう。理解を得るためにするべきことは多々ある。市長さん始め行政の側もそうだし、議決して決めたことがあるならば議会も責任を持って市民を納得させる必要がある。ゴミ問題についてはかなり長い歴史があり議会や行政の関わりも複雑。この解説はここではしないので他のところをみてください。来春の市議会議員選挙関係で解説する人も出てきています。

私が個人的に感じるのは、市長への責任追及、あるいは逆に市長への全面応援の姿勢を個々の議員としてバラバラに表明するのではなく、議会として独立して責任を持ってほしいと言うとこです。市長や行政が何かを決めて実施したいと思っても、基本的には議会を通らないと前にはすすめない、そして逆に言えばGOを出す、あるいは却下してストップをかける非常に重い責任が議会にあると言う事。ここがしっかりしないと街づくりはおかしなことになる。対立する会派が提案すれば、全部反対にまわると言う様な非常に低レベルなことをする人がもしいればそれは退場していただきたいし、良い・悪いは市全体の継続性・持続性を考えて決めてほしいと思うのです。

2012年4月16日月曜日

公開議員研修会、ざっくばらんトーク(市民と議員の懇談会)に参加しました

もう3週間も経ってしまいましたが、3月の25日に小金井市議会による公開議員研修会+ざっくばらんトーク(市民と議員の懇談会)に参加してきました。議員全員参加の議員研修会で、元栗山町議会議長の中尾さんが講師でした。栗山町は(いずこもそうですが)財政上の問題を抱えている上に、財政破綻した夕張市のお隣にあることもあると思いますが、議会が非常に危機感をもって自ら改革を進めています。財政が破綻状態に近いのに議員なんてそんなにいらないんじゃないか?という厳しい状況に晒されていたのだと思います。議会報告会を議会基本条例に初めて組み入れたのも栗山町だったそうです。中尾さんが言うには、

  1. 議会がかたまりとして不特定多数の住民と公式に話し合う機会の確保(議会報告会や意見交換会)
  2. 住民が陳情や請願について、議会で見解を述べることが出来ること
  3. そして議員間で討論すること

が議会基本条例には絶対に外せないとおっしゃっていました。これらが含まれていない議会基本条例は「なんちゃって議会基本条例」だと廣瀬先生も言っていたとおもいます。で、小金井市議会は議会基本条例はまだありませんけれども、2.については実施済み(UST陳情の時に生まれて初めて私も陳述しました)。1.は5月に試行的に行う予定になっています。3.は議員間討議と言われるもので、小金井では議員-->市長、部局への質問、その逆方向で回答というやり取りばかりで、賛成討論、反対討論、と「討論」と言いつつ議員間で議論する形にはなっていません。(裏では調整するために「議論」しているのかもしれませんが、市民には見えません)ココらへんが自分が最初に傍聴してからず~っと疑問に思っている所で市議会のわかりにくいところになっていると思います。中尾さんによると、なんでもかんでも議員間討議にすると収集がつかないが、専門部会として議案を揉む場である委員会は、議員間討議にマッチする。特に市長議案の修正案を委員会としてまとめるような作業をすると、自然に議員間討議になるとのこと。こうした『議会としての』見解をまとめる作業が行われることになれば、会派に縛られて最善を選べない(と言ったら会派をしょっている議員さんには怒られるのかも知れませんけれども)現状を脱して是々非々でオープンに議論出来る場=市民にわかりやすい議会が出来上がっていくのかも知れません。

ざっくばらんトークではそこら辺(議員間討議)もやったらいいではないでしょうか、という話をしました。小金井らしい何か新しいアイデアも盛り込めればいいとは思うのですが、是非要の3つの条項は外さずに、「なんちゃって議会基本条例だ」と言われないものにしてほしいな、と思います。

2012年3月20日火曜日

市民による小金井市議会傍聴ガイド

先日3月3日に『市議会報告を聴く会』で小金井市の市民活動祭りに参加しました。その時に、会の趣旨や活動報告、小金井市議会の傍聴ガイドを掲示しました。傍聴ガイドは議会事務局が公式にだしているものもありまして、そちらは行政サイドからの議会のしくみや、組織的な枠組みやらがしっかり記述されていて、オススメですが、市民目線の敷居の低いガイドもいいかと思います。紹介しておきます。

市民による小金井市議会傍聴ガイド

2012年2月26日日曜日

近況など

前回のポストから4ヶ月以上も経ってしまいました。転職してしばらく経ち、試用期間が終わって正社員になったというのがプライベートの近況です。落ち着いてきてだんだん市民活動関係にも戻れる積りだったのですが、小さな会社ということもあり仕事のほうがさらに加速してきておりましてなかなか時間が割けずにもどかしいです。市政関連では、

・佐藤前市長の辞任(ゴミ問題をきっかけとして)

・12月の市長選挙で稲葉市長の返り咲き。

・12月議会より小金井市議会公式UST中継の開始(試験運用の位置づけ)

となっています。4月選挙以降UST中継やツイッターを使う議員の方も増え、市民の間でもネットユーザーには情報が流れ始めていて、いい事だなと思っています。

その反面、意見のぶつけ合いというか一時期見られた「保守系顔なしアイコン問題」の様に、普段通常のツイートを全くせず、自分が何者かをまったく晒さないで意に反する相手の攻撃のみを目的としたアカウントの発生など、なんだかまだまだ先は長いな、、、と思えるような出来事もありました。ネットにおける実名主義を推奨するものでは全くありませんが、アカウントにはそれなりに個人の性格なり人となりが出るものです、それを消して最初から2chの様に書き捨てを狙った書き込みは反発を受けても仕方がないでしょう。

本日2月26日は日曜議会が開催されます。場所は小金井市本庁舎の4階です。いつも住民票をとりにいく綺麗な第二庁舎(リース問題でいろいろ問題も言われている建物です)の西側200mくらいの所にあります。消防署の西隣の古めかしい建物でやっています。


大きな地図で見る
特に予約も必要なく、市民でなくても構いません。ふらっと行って、受け付けすればすぐに入れます。今回は12月選挙で返り咲いた稲葉市長の施政方針演説に対しての各議員からの質問とその答弁になっています。私的には、

・24名の市議会議員のキャラクターはどうなの?というのが議員から市長への質問を見ているとよくわかる。(次の選挙の時に役立ちます)

・みんなで見ていますよ!というプレッシャーが大事。これは市長に対しても、議員各人に対しても。市民にとってはどっちもちゃんとやってよ!ということだと思いますね。

・今回の議題はダイジェスト的なところもあるので、小金井市政の課題が凝縮されているので市民として勉強になる。

などでしょうか。私も行けたらいくつもりです。(娘がインフルエンザにかかっておりまして、自分自身も可能性があるので内科でチェックして陰性だったら傍聴行く予定)

記念すべき小金井市議会公式UST中継のページはこちらです。(陳情への対応ありがとうございました。>議会事務局様)

--> 小金井市議会ユーストリーム配信

是非ご覧になってみてください。(情報遅くてすみません)

2011年10月2日日曜日

最近の中継など

間が空いてしまいました。この7月末に20年来勤めていた会社をリストラで退職し、8月1日から新しい会社での生活が始まっているため、色々な活動が止まっていて申し訳ありません。

が、議会中継の活動や、市議会報告を聴く会など、私以外にも色々な人が出ていらっしゃって活動が止まること無く続いているのは、ある意味とても健全なことだなあ、と思ってみています。新生活が軌道に乗ってきたら以前と全く同じペースで、は無理かもしれませんが、もちろん徐々に戻るつもりです。

市議会中継は、ボランティアにより続けられていていますが、10月2日(日)に緊急開催されるタウンミーティングもUST中継の許可がおりたそうでボラによる中継が実施されます。

10月2日(日)18:00~21:00
【緊急開催】市長とのタウンミーティング テーマ=ごみ問題
会場:小金井第一小学校 体育館


UST中継のURLは
http://www.ustream.tv/channel/toritarosan


8日にもタウンミーティングは行われます。そちらの中継についてはどうなるかは今のところわかりません。

2011年7月5日火曜日

『市議会報告を聴くキカイ』やります

『市議会報告を聴くキカイ』というミニイベントを企画しています。

日時)7月10日(日)13:30〜
場所)中町さくらなみ集会所
会費)300円

以前カエルハウスでUstream中継の話をしたときに ちょこっと触れた『議会報告会』をうちの市でもやってもらえないかな。。議会運営委員会で行われている議会改革の話し合いの中でもちろん議題として取り上げられているとは思うけれど、もっと市民サイドで盛り上げて議会の中の人達を後押しできないかな?というイベントです。

このイベントは市民有志「議会報告会を聴く会」による主催です。もともとカエルハウスで私が話をしたときに出た話が元になっての集まりです。特にどこの会派に偏ること無く、広く一緒にやっていくメンバーを募集しています。(私もメンバーのひとりです)

内容は参加議員さんによる、ミニ議会報告(この6月の本会議の報告)と議会改革(特に議会報告会)の勉強会となっています。

今回の6月議会では市議会のUstream中継をほぼ全部の日程でやりました。小金井市の抱える諸問題が相当悩ましい状況になっていること、市議会も紛糾している事はUstreamを見た方には徐々に知られるところとなっていると思いますけれど、まだまだ一般の人達の間には認知度が低いのではないかな?と思っています。先日の陳述の時にも言いましたが、議会の中で話し合いをしては居ますが、最終的には市民の多くがこれらの問題を共有して考えないことには、現在の行き詰まり感すら漂う状況を進めることは難しいんじゃないか? Ustreamによる中継もその為に役立つ情報公開ツールの一つですけれど、やはりフェース・ツー・フェースによる集まりも意味があると思っています。

正直なところ今回は何やら怪しげな団体が参加要請してきた、どうする?という感じで議員さん側の反応はいまいち、という状態ですけれど、一回限りのイベントにするつもりもありません。徐々に趣旨にご賛同いただいて参加議員さん、参加市民の方々が増えることを願っています。